"産学連携による実証実験レポート"

VR空間を活用したオンライン講義

産学連携によるVR空間を活用した教育プログラム

ドコモgacco(ガッコ)は、立命館大学、AVR Japanとともに、VR空間を活用したオンライン講義の実証実験をいたしました。
今回、実施した講義は、立命館大学 湊研究室・桜井研究室が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士訓練担当者の協力を得て開発した独自の教育プログラムを、VR用にアレンジしたもの。
VR環境は、産業、教育、医療の分野でVRの開発を手掛けるAVR Japanが提供するVRサービス(AiMU(R))を活用。
ドコモgaccoの「gacco(R)」の会員のなかから、抽選で決定した10代~50代の受講者が体験しました。

VR空間で開催!リモートワーク時代に求められる、チームとしての遠隔行動トレーニング

トレーニングの内容は、VR空間に講師と受講者全員がアバターとして参加し、4名1組のチームに分かれ、マップとサイコロを使ってゴールをめざすワークショップです。リモート下で、目的達成に必要なコミュニケーション・チームワークを身につけることを目的としました。
アバターによるトレーニングは年齢・性別・社会的立場がわからないため、自由で対等なコミュニケーションが生まれ、VR空間の特徴を十分に活かしたワークショップとなりました。今後、VR空間を活用した教育プログラムのさらなる開発が期待されます。

講師のコメント(湊 宣明 立命館大学大学院 テクノロジー・マネジメント研究科 教授)

このトレーニングでは、通常受講者をそれぞれ独立した個室に配置し、トランシーバーを使って会話を行います。用意できる部屋や機器の数が物理的な制約となり、これまで大規模な実施は困難でした。しかしVR技術を活用することで、場所と通信手段の制約が解消し、大規模なトレーニングを低コストで実施できるようになりました。
過去にはオンライン通話アプリを用いたこともありますが、アバターを介してチームメンバーの存在を認識できることで、遠隔にいながらチームとしての一体感を作り出すことに成功したと思います。また、受講者がVR空間を自らの意志で動き回り、新しい情報を入手することで、より能動的なトレーニングを実現できたと思います。
大学でもオンライン講義が一般化していますが、学生の講義に対する参加意識や同級生との仲間意識を醸成するために、このVR技術を活用した教育システムが有効ではないかと感じています。