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バージョン: 0.23.2

パフォーマンスの設定

パフォーマンスの設定では、ランタイムにパフォーマンスのヒントを送信することで、CPUとGPUのパフォーマンスと熱の持続性を調整することができます。

NOTE

開発者は、特定のアプリのパフォーマンスを考慮し、安定したフレームレートを確保するために適切なパフォーマンス設定を行う必要があります。

使用方法

以下のメソッドはBaseRuntimeFeature.csクラスの中にあります。これらのメソッドを呼び出す前に、BaseRuntime機能が有効であることを確認してください。

var baseRuntimeFeature = OpenXRSettings.Instance.GetFeature<BaseRuntimeFeature>();
if (baseRuntimeFeature != null)
{
// Use baseRuntimeFeature
}

Performance Level Hintの設定

Performance Level Hintを設定するには、希望のdomainlevelを渡します。

bool SetPerformanceLevelHint(PerfSettingsDomain domain, PerfSettingsLevel level);

domainは以下の2つが定義されています。

  • CPU
  • GPU

levelは以下の4つが定義されています。

  • PowerSavings:省電力性が優先され、安定的なフレームレンダリングと低レイテンシー性は考慮しません。
  • SustainedLow: 発熱的に持続可能な範囲で安定的なフレームレンダリングを行います。電力削減とレイテンシーの増加を許容します。
  • SustainedHigh:発熱的に持続可能な範囲で、安定的なフレームレンダリングが優先されます。
  • Boost:発熱的に持続可能な範囲を超えてステップアップすることが許可される。このlevelは短時間(30秒未満)で使用することを想定しています。
WARNING

ブーストパフォーマンスの設定レベルは現在サポートされていません!

コード例

if (baseRuntimeFeature.SetPerformanceLevelHint(PerfSettingsDomain.CPU, PerfSettingsLevel.SustainedHigh))
{
// Execute high or dynamic complexity code on the CPU
}

if (baseRuntimeFeature.SetPerformanceLevelHint(PerfSettingsDomain.GPU, PerfSettingsLevel.SustainedHigh))
{
// Execute high or dynamic complexity code on the GPU
}