パフォーマンスの設定
パフォーマンスの設定では、ランタイムにパフォーマンスのヒントを送信することで、CPUとGPUのパフォーマンスと熱の持続性を調整することができます。
NOTE
開発者は、特定のアプリのパフォーマンスを考慮し、安定したフレームレートを確保するために適切なパフォーマンス設定を行う必要があります。
使用方法
以下のメソッドはBaseRuntimeFeature.csクラスの中にあります。これらのメソッドを呼び出す前に、BaseRuntime機能が有効であることを確認してください。
var baseRuntimeFeature = OpenXRSettings.Instance.GetFeature<BaseRuntimeFeature>();
if (baseRuntimeFeature != null)
{
// Use baseRuntimeFeature
}
Performance Level Hintの設定
Performance Level Hint を設定するには、希望のdomainとlevelを渡します。
bool SetPerformanceLevelHint(PerfSettingsDomain domain, PerfSettingsLevel level);
以下の2つのdomainが定義されています。
- CPU
- GPU
以下の4つlevelが定義されています。
PowerSavings:省電力性が優先され、安定的なフレ ームレンダリングと低レイテンシー性は考慮しません。SustainedLow: 発熱的に持続可能な範囲で安定的なフレームレンダリングを行います。電力削減とレイテンシーの増加を許容します。SustainedHigh:発熱的に持続可能な範囲で、安定的なフレームレンダリングが優先されます。Boost:発熱的に持続可能な範囲を超えてステップアップすることが許可されます。このレベルは短時間(30秒未満)で使用することを想定しています。
WARNING
Boostは現在サポートされていません!
コード例
if (baseRuntimeFeature.SetPerformanceLevelHint(PerfSettingsDomain.CPU, PerfSettingsLevel.SustainedHigh))
{
// Execute high or dynamic complexity code on the CPU
}
if (baseRuntimeFeature.SetPerformanceLevelHint(PerfSettingsDomain.GPU, PerfSettingsLevel.SustainedHigh))
{
// Execute high or dynamic complexity code on the GPU
}