基本的なシーン設定
Hand Tracking
は、必要に応じてAR Foundation 4.X
のAR Session
とAR Session Origin
もサポートします。
XR Origin
まず、XR Originを作成します。(例はこちら)
XR Origin
のゲームオブジェクトを作成し、そのHierarchyを展開してLeft Controller
とRight Controller
を表示します。
2つのゲームオブジェクトにはそれぞれXR Controller
コンポーネントが含まれていますが、デフォルトではInput Action
にマッピングされていません。
次に、XR Origin
(またはAR Session Origin
)のゲームオブジェクトにXR Hand Tracking Manager
コンポーネントを追加します。
XR Hand Tracking Manager
XR Hand Tracking Manager
クラスのGetOrCreate static public API
を使用することで、コードを通してXR Hand Tracking Manager
のインスタンスを作成することができます。詳しくは、XR Hand Tracking Manager APIを参照してください。
このコンポーネントは、手のモデルを視覚化するために必要です。
実行時に、XR Hand Tracking Subsystem
イベントをリッスンし、XR Origin
を参照してトラッキングされたユーザーの手の位置を設定します(XR Origin
とAR Session Origin
の両方をサポートします)。
実行時に、Hand Tracking Manager
は左手と右手のプレハブをインスタンス化し、ユーザーの手のトラッキング状態に基づいて、それらを適切にフェードインおよびフェードアウトします。
シーンのHierarchyを右クリックし、[QCHT] > [Hand Tracking Manager]
を選択して、シーンにHand Tracking Manager
を追加します。
エディター内でのシミュレーション
Hand Trackingシミュレーター
を有効にするには、UnityのProject Settings
のXR Plug-in Management > Hand Tracking Simulation
の項目でSimulation Settings
内のEnabled
をチェックします。
また、Hand Tracking Simulation
はXR Interaction Toolkit Device Simulator
の上に構築されているため、XR Interaction Toolkit Device Simulator
をインポートして有効にします。
プロジェクト設定のXR Interaction Toolkit
で、「Use XR Device Simulator in scenes」が有効になっていることを確認してください。
この設定は、アプリをビルドする前に無効にしておく必要があります。
QCHTI 4.1.2以降では、この設定はビルド前に自動的に解除されます。
シミュレーターの使用方法については、XR Interaction Toolkit Device Simulatorのドキュメントを参照してください。
エディターでシーンを再生する際に、キーボードのTabキーを押すことで、左手と右手を切り替えることができます。