グラスのタッチセンサーの使用方法

このページでは、グラスの右側面のタッチセンサーの状態を取得する方法を紹介します。
グラスのタッチセンサーの状態を取得するには、MiRZAライブラリが必要です。
詳細については、「GlassTouchGestureStatus」を確認してください。
ジェスチャーの一覧
MiRZAライブラリでは、タッチセンサーへの触れ方によって、いくつかのジェスチャーが用意されています。
ジェスチャー名 | 説明 |
---|---|
Down | 触れる |
Up | 離す |
Single | シングルタップ(素早く1回タップ) |
Double | ダブルタップ(素早く2回タップ) |
Triple | トリプルタップ(素早く3回タップ) |
LongPressInitial | 長押し(初回のみ) |
LongPressRepeat | 長押し(2回目以降) |
Move | 移動(スワイプ) |
Previous | 前方向にスワイプ |
Next | 後方向にスワイプ |
ジェスチャーの遷移図
ジェスチャーについて
- 使いやすいジェスチャーを水色で示しています。
- タッチセンサーに触れた状態で少しでも動くと「Move」状態であると判定されます。
- そのため、シングルタップ等を行う場合も、同時に「Move」状態でもあると判定される場合が多いです。
- 「LongPressRepeat」について
- 「LongPressInitial」状態になると間もなく「LongPressRepeat」状態であると判定されます。
- タッチセンサーに触れ続けてる限り、「LongPressRepeat」状態であると定期的に判定されます。
GlassesTouchSensorEventTriggerコンポーネント
GlassesTouchSensorEventTrigger
コンポーネントを使用することで、タッチセンサーのジェスチャー状態をトリガーとして、イベントを登録できます。
セットアップ方法
- MiRZAライブラリをインポートします。
- 以下のUnityパッケージをダウンロードします。
- 任意のオブジェクトに
GlassesTouchSensorEventTrigger
コンポーネントをアタッチします。
- ジェスチャーごとにイベントを登録します。(例として、写真ギャラリーのサンプルを使用しています。)
シミュレーション機能
タッチセンサーのイベントをPCのキー操作でシミュレートする機能を紹介します。
このシミュレーション機能を使用する事で実機で動作させる手間を省く事ができます。
「Simulate Enable」が有効になっていることを確認します。
操作方法
操作キー | 対応するジェスチャー |
---|---|
←キー | 後方向へスワイプ(Next ) |
→キー | 前方向へスワイプ(Previous ) |
↓キーを1回 | シングルタップ(Single ) |
↓キーを2回 | ダブルタップ(Double ) |
↓キーを3回 | トリプルタップ(Triple ) |
↓キーを長押し | ロングタップ(LongPressInitial 、LongPressRepeat ) |
細かいジェスチャー
いずれかの矢印キーを押すとDown
、離すとUp
であると判定されます。
左右の矢印キーを押すとMove
であると判定されます。
ジェスチャー操作を活用したサンプル
写真ギャラリーのサンプルでは、上記のシミュレーション機能を使用する事で、シーン内のほとんどの機能をEditor上で試すことが出来ます。
活用サンプル一覧
GlassesTouchSensorEventTrigger
コンポーネントを使用しているサンプルを紹介します。
サンプル名 | タッチセンサーの活用方法 |
---|---|
カメラ画像認識 (GPT-4o) | シングルタップで画像認識を開始します。 |
スクリーンショット撮影 | トリプルタップで、スクリーンショットを撮影します。 |
写真ギャラリー | ジェスチャー操作全般で、写真ギャラリーを操作します。 |
過去のバージョン
「GlassTouchSensorEventTrigger」→「GlassesTouchSensorEventTrigger」に名称を変更したため、上記のサンプルのバージョンが古い場合、スクリプトの競合を起こす可能性があります。
その場合は以下の手順で、移行を行なってください。
- 過去バージョンである
GlassTouchSensorEventTrigger.cs
を削除する - サイ ト上のQONOQサンプルのUnityパッケージをインポートし直す。
- 新しいバージョンの
GlassesTouchSensorEventTrigger.cs
になります。
- 新しいバージョンの