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バージョン: 1.0.1

グラスのタッチセンサーの使用方法

このページでは、グラスの右側面のタッチセンサーの状態を取得する方法を紹介します。

グラスのタッチセンサーの状態を取得するには、MiRZAライブラリが必要です。
詳細については、「GlassTouchGestureStatus」を確認してください。

ジェスチャーの一覧

MiRZAライブラリでは、タッチセンサーへの触れ方によって、いくつかのジェスチャーが用意されています。

ジェスチャー名説明
Down触れる
Up離す
Singleシングルタップ(素早く1回タップ)
Doubleダブルタップ(素早く2回タップ)
Tripleトリプルタップ(素早く3回タップ)
LongPressInitial長押し(初回のみ)
LongPressRepeat長押し(2回目以降)
Move移動(スワイプ)
Previous前方向にスワイプ
Next後方向にスワイプ

ジェスチャーの遷移図

 

ジェスチャーについて
  • 使いやすいジェスチャー水色で示しています。
  • タッチセンサーに触れた状態で少しでも動くと「Move」状態であると判定されます。
    • そのため、シングルタップ等を行う場合も、同時に「Move」状態でもあると判定される場合が多いです。
  • 「LongPressRepeat」について
    • 「LongPressInitial」状態になると間もなく「LongPressRepeat」状態であると判定されます。
    • タッチセンサーに触れ続けてる限り、「LongPressRepeat」状態であると定期的に判定されます。

GlassesTouchSensorEventTriggerコンポーネント

GlassesTouchSensorEventTriggerコンポーネントを使用することで、タッチセンサーのジェスチャー状態をトリガーとして、イベントを登録できます。

セットアップ方法

  1. MiRZAライブラリをインポートします。
  2. 以下のUnityパッケージをダウンロードします。
  3. 任意のオブジェクトにGlassesTouchSensorEventTriggerコンポーネントをアタッチします。
     
  4. ジェスチャーごとにイベントを登録します。(例として、写真ギャラリーのサンプルを使用しています。)
     

シミュレーション機能

タッチセンサーのイベントをPCのキー操作でシミュレートする機能を紹介します。
このシミュレーション機能を使用する事で実機で動作させる手間を省く事ができます。

Simulate Enable」が有効になっていることを確認します。
 

操作方法

操作キー対応するジェスチャー
←キー後方向へスワイプ(Next
→キー前方向へスワイプ(Previous
↓キーを1回シングルタップ(Single
↓キーを2回ダブルタップ(Double
↓キーを3回トリプルタップ(Triple
↓キーを長押しロングタップ(LongPressInitialLongPressRepeat
細かいジェスチャー

いずれかの矢印キーを押すとDown、離すとUpであると判定されます。
左右の矢印キーを押すとMoveであると判定されます。

ジェスチャー操作を活用したサンプル

写真ギャラリーのサンプルでは、上記のシミュレーション機能を使用する事で、シーン内のほとんどの機能をEditor上で試すことが出来ます。

活用サンプル一覧

GlassesTouchSensorEventTriggerコンポーネントを使用しているサンプルを紹介します。

サンプル名タッチセンサーの活用方法
カメラ画像認識 (GPT-4o)シングルタップで画像認識を開始します。
スクリーンショット撮影トリプルタップで、スクリーンショットを撮影します。
写真ギャラリージェスチャー操作全般で、写真ギャラリーを操作します。
過去のバージョン

「GlassTouchSensorEventTrigger」→「GlassesTouchSensorEventTrigger」に名称を変更したため、上記のサンプルのバージョンが古い場合、スクリプトの競合を起こす可能性があります。

その場合は以下の手順で、移行を行なってください。

  1. 過去バージョンであるGlassTouchSensorEventTrigger.csを削除する
  2. サイト上のQONOQサンプルのUnityパッケージをインポートし直す。
    • 新しいバージョンのGlassesTouchSensorEventTrigger.csになります。