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バージョン: 1.0.1

シーン切り替え後に不具合が発生する

複数のシーンを切り替える場合に、最初のシーンでは正常に動作しても、切り替え後のシーンで以下のような不具合が発生する場合の解決策を紹介します。

  • カメラ座標が固定されてしまう
  • トラッキングが動作しない

AR Sessionの追加

  1. 使用する全てのシーンに、AR Sessionオブジェクトがあるか確認します。
コンテンツのみのシーンの場合

Main Cameraが存在しない、コンテンツのみのシーンの場合、AR Sessionオブジェクトは必要ありません。

  1. AR Sessionオブジェクトが存在しない場合は、追加します。

    • シーンのHierarchy上で左クリック > XR > AR Sessionを選択することで、追加できます。
  2. 上記のように、切り替え後のシーンにもAR Sessionが存在する事で、カメラ座標が正常に更新されるようになります。

AR Camera Managerの無効化

解決しない場合

シミュレーション上で確認

シミュレーション機能で、シーンを再生します。
想定と異なる動作になる場合は、Editor上で確認できるため問題の原因を特定しやすいです。

Menu Contentのアクティブ化

シミュレーションの場合、サンプルシーンのMenu Contentオブジェクトは自動で非アクティブになるため、Inspectorから手動でアクティブにする必要があります。

シミュレーションと実機の違い

シミュレーション上では、切り替え後のシーンでカメラ座標の更新が正常に行われていても、実機では正常に行われない場合もあります。
切り替え後のシーンにAR Sessionオブジェクトが存在しない場合は、実機では正常に動作しません。

単体シーンでの動作確認

切り替え後のシーンのみをビルドして、実機で正常に動作するか確認することで、原因の特定に繋がります。

サンプルシーンを元に作成

機能サンプル等の正常に動作するシーンを元に、自身のシーンを作成することをおすすめします。
機能サンプルのシーンも正常に動作しない場合は、プロジェクトの設定が正しくない可能性があります。